大雪の日に出勤する人を、馬鹿にする人の心理

月曜は東京に雪が降って交通機関が麻痺したみたい。ちなみにストックホルムも雪だけど、北国なので雪の対策はしっかりしてる。

電車が動かなくて、駅に人が溢れてる写真がアップされて、「なんで出勤してるの?」とか「日本は〜」とかいう人がいる。そういう人ってアドラー心理学でいう「優越コンプレックス」になってるのだと思う。自分を実際の自分より、よく思われたいという欲求があり、そのために相手を下にすることにより相対的に自分を高める方法。

結局、優越コンプレックスを発揮しても、自分の心の中では自分の能力が上がった気がするけど、客観的に見れば全く能力を得ていない。社会も幸せにならないし、自分の能力も上がらないから結果マイナスになる。

交通機関が麻痺して人が数時間待たされるというのは、確かによくないことだけど、本当にそれが問題だと思ってるならもうちょっと違うアプローチがあるんじゃないかな。例えば直接ある会社に電話するとか。それなら社会が少し幸せになるけど、ただツイッターでつぶやくぐらいなら全く意味がない。

優越コンプレックスにならないためには、ありのままの自分を認識すること。次に、自分と他人の間には、優劣なんかないと認識すること。平坦な道を別々の方向に進んでいるような感じ。北に進んでいる人に「なんで東に行かないの」っていうのが無意味なように、人を馬鹿にすること自体が馬鹿らしく思えてくるよ。