人生のクリエイターになる

いつもならひっそりとしてるのだけど、今年の年末はなるべく積極的に友人に会っていこうとしている。昨日は二人の友人と会った。

その二人は対照的で、一人は仕事がうまくいっていて、今度東海エリア全般を任されるようだ。もう一人はあまり仕事が面白くないらしく、ちょこちょこ他の会社に履歴書を送っているらしい。
二人とも、元々の夢とは違う分野であることは共通だけど、士気に違いがあるのは、仕事の「やりがい」があるのかどうかだと思った。ほとんどの人は、理想の会社には入れず、最初は妥協する。初期には必ず転職するとか言っているが、そのうち何も言わなくなる。それってなんでだろうと考えると、別に理想の仕事でなくてもやりがいがあれば仕事は楽しくなるのだ。

やりがいとは、例えば目に見えてお金が稼げるとか、あるいは上司や同僚に褒めてもらえるとかいうことだ。その点、僕のような研究者は、お金は使うが決して稼げず、誰にも褒められることがないので全くやりがいがない。

しかし、やっぱり「やりがい」のある仕事よりも「やりたい」仕事をすべきだとまだ思っている。たとえやりがいがなくても純粋に自分がやりたいことをすべきなのだ。

人生とは、神から与えられたものではなく、作っていくものだ。人生をゲームに例えると、僕らはゲームのプレイヤーではなく、ゲームのクリエイターになるべきだ。プレイヤーの場合、死んだらそれで終わりだがクリエイターなら死んだ時に作品が完成となる。僕らが死んでも人類はしばらく存続するのだから、人類のために作品を残して行こう。