バンドマンの友達と会う

日本に帰ってきて、二人目の友人に会った。彼はバンドをしていて、僕のカテゴリー的には「自分のやりたいことをやる派」である。数年ぶりに会い、バンド以外の仕事は何をしているのかと聞いたら、携帯の修理をしているらしい。そういえば以前もそれを聞いた。つまり彼は、少なくとも数年間は同じ仕事をしているのである。

彼も僕も人生の方向性は同じで、安定を求めるのではなく、自分のやりたいことをやる派。話は合うが、正直僕は今回、価値観が合わない人と話がしたかったので、その点では彼は違ったかもしれない。彼自体に会えたことは嬉しかったのだけど。

ちなみに彼は、もともと国家一種に受かり、霞が関で働くエリートだったらしい。でも、毎日楽しいことがないためにやめてしまったそうだ。僕も二回も定職を投げてるからその気持ちはよくわかる。安定すると、まるで死ぬのを待っているだけに思えてくる。
ただ、それは僕の価値観であり、そっちが正しいとは全く思わない。むしろ異なる価値観の人と接することで、自分自身の価値観が揺らぐか、強固なものになるかを試してみたいのである。