ベルギービールを流行らせたのはマイケル・ジャクソン
ビール発祥の地というとドイツと思いますが、実はそこまでシンプルではないそうです。
『ベルギービールという芸術』という本に、簡単にビールの歴史が書かれてありました。面白かったので簡単にまとめます。
まず、ビールは大きくラガーとエールに分かれます。ラガーは10度ぐらいで発酵させますが、一方エールは20度程度で発酵させるそうです。
ラガーは15世紀頃(600年前)からドイツのバイエルンで、黒ビールが作られていました。しかし、その当時はその周辺でしか知られていませんでした。その後、ドイツのお隣のチェコがゴールド色のビールを造ってから、一気に世界中に真似されたそうです。
一方エールは、ラガーよりも歴史は古く8000年以上も前から飲まれていました。発祥はわかっていませんが、本場はイギリスです。ラガーが世界中で流行ったときも、イギリスはエールを造り続け、ペールエール、ポーター、ブラウンエールをプロデュースしています。
イギリスと同様にエールを頑なに造り続けたのはベルギーです。しかしベルギーがビールを造っていることは、他の国には知られていませんでした。そのベルギービールを全世界に紹介したのはマイケル・ジャクソンです。と言っても、ムーンウォークのマイケル・ジャクソンではありません(僕も今まであのマイケル・ジャクソンだと思ってました。)。ビール評論家のマイケル・ジャクソンです。彼がベルギービールを紹介する書籍をいくつか出版することにより、特に欧米で一気にベルギービールが広まったそうです。
ベルギービールはイギリスやドイツのビールに比べて、非常にバラエティ豊かだそうです。ストロベリーやチョコやコリアンダーの香りがするものなどがあるらしいです。
こうやって見ると、ビールの発祥・本場はドイツと簡単に言えなさそうです。そもそも僕らが一般的に想像するゴールド色のビールはチェコが造ったものだし。でも各国のお酒をめぐる度も面白そうですね。
ちなみに僕はお酒はほとんど飲めません。飲めるようになりたいなー。
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