女性の参政権について

ポッドキャストでアメリカの女性史というのを聞きました。そこで知ったのが、アメリカでも女性が参政権を獲得したのはかなり遅くて、1920年ごろらしいです。映画とかでも強い女性がよく出てくるので結構意外でした。

1920年というのは第一次世界大戦が終わったほぼ直後です。男が戦争に行っている間、女性が社会に出て、さらに男性は戦死する人が多いので女性の割合が多くなったからだとか。

他の国で女性が参政権を得られた年を調べてみました。というかWikipediaに書いてありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%8F%82%E6%94%BF%E6%A8%A9


全ては書きませんが、ここでは少し抜粋して紹介します。

1893年 ニュージーランド(世界初)
1906年 フィンランド
1913年 ノルウェー
1915年 デンマーク、アイスランド
1919年 スウェーデン
1920年 アメリカ
1928年 イギリス
1932年 タイ
1945年 フランス、ハンガリー、イタリア、日本
1993年 スイス
2005年 イラク、クウェート

こうやって見ると、北欧諸国はたしかに女性の参政権を認めるのが早い方ですが、めちゃくちゃ早かったわけでもないっぽいです。とくにスウェーデンとアメリカは1年しか違いません。ただ現在の国の議会の女性の割合はスウェーデン43%に対し、アメリカ19%と、結構差がついてます。
http://top10.sakura.ne.jp/IPU-All-SeatsP-Female.html

さらに、日本の女性参政権が認められた1945年に、フランスやイタリアも認められたようです。ちょうど第二次世界大戦が終わったときですね。フランスもイタリアも僕にとっては縁はありませんが、なんとなくヨーロッパは女性が強いイメージがあったので結構意外でした。

さらに意外なのがスイスです。なんと1993年と、かなり最近です。スイスは北欧なみの高福祉国家で、幸福度も北欧と同じようにトップクラスに入っているので、もっと早くから女性の参政権が認められていると思っていました。1993年だったら、ヨーロッパの先進国はほぼすべて女性の参政権が認められ、さらに定着していると思うのでそれまでスイス国民はどう思っていたのでしょうか。



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